これまでの市場規模や今後の成長性を勘案すると、インターネット広告の存在はより一層大きくなっていくでしょう。テレビ、ラジオ、新聞業界とも厳しい業績となっている昨今、昔は考えられなかった、同業他社が一緒になって番組、記事を段取すると言うことが増えております。昨年大晦日のNHK紅白歌合戦で、日本テレビの羽鳥アナウンサーが登場したのは記憶に新しいところですが、最近はNHKもフジテレビと同じ番組を制作する事例もあります。新聞業界も、朝日、日経、読売の3紙が「あらたにす」をネット上で立ち上げました。
これらの取り組みは、一昔前なら考えられないことでしょうが、ここまで彼らがなりふり構わぬ振る舞いをするのは、やはり業界の厳しさが影響しているのに他なりません。
これらの事例は、ある意味インターネットの力の大きさを強調するものでもありました。その点で、インターネット広告業界というのは数少ない有望市場ではありますが、今後、参入者も増加するでしょうし、これまでの枠組みにとらわれているようではたぶんこの業界も生き残っていけないでしょう。その点で、多くのプレーヤーが今まで以上に厳しい競争を強いられると言う、これはこれで厳しい業界になっていくと思われます。まさに戦国時代、群雄割拠の時代となるでしょう。
